ジーニアルテクノロジー

ジーニアルAIは、証憑突合などの照合作業を効率化/自動化するオンライン監査ツールです。 ジーニアルAIは、会計データの性質を理解して、手動で取引を証憑書類とテストする時間を節約できます。 また、エラーや不整合を自動修正し、時間のかかる手動の監査プロセスを自動化します。

沿革

監査法人で働いていた頃、ジーニアルテクノロジーの創業者である阿部川は会計データを手作業で修正していました。大規模な会計データを、既存の不便なツールで処理するのは大変で、時間もかかりました。特にMicrosoft Excelは100万行以上のビッグデータを扱うことができず、会計分野に特化した支援機能もありません。

阿部川はAIが会計を自動化する未来を想像しました。経理チームが管理する書類や電子ファイルの数は大幅に減るでしょう。システムは、得意先、仕入先、銀行、企業の各拠点から電子データを受け付け、自動的に仕訳を生成するでしょう。監査人の役割は単純なチェック作業から、新しい会計基準を解釈し、AI監査システムに入力し、財務報告書をチェックする作業にシフトするでしょう。このような生産性の高い未来の会計/監査を実現するためには、自己学習型の自動監査プラットフォームが必要であると阿部川は考えました。

彼はカーネギーメロン大学を卒業後、機械学習、自然言語処理、クラウドコンピューティングなどのコンピュータ技術を、現在の会計業界が抱える問題の解決に役立てようと考えてジーニアルテクノロジーを設立しました。

製品原則

ジーニアルAIは、会計元帳や証憑の監査に特化して開発されたクラウド型のAI監査ツールです。ジーニアルAIは、反復作業の実行を支援し、円滑な監査判断を妨げるデータの不整合を解消します。このプラットフォームは、ジーニアルAIを他の会計製品との主な差別化要素として、監査プロセスの自動化と認識的インタラクションに焦点を当てて開発されています。

これらの新しい技術をまとめるために、ジーニアルテクノロジー® は、「バランス」「自動化」「使いやすさ」「セキュリティ」という4つの原則に基づいてジーニアルAIを開発しました。これらの原則により、ジーニアルAIは、監査作業の精度を保ったまま、監査手続やデータ準備の時間を削減することを目指しています。

バランス

ジーニアルAIはユーザーからの指示がなければ、一切データを変更しません。また、ジーニアルAIは過去のユーザーの行動を学習することで賢くなっていきますが、学習範囲を広げすぎるとかえって使いづらくなることがわかっています。アルゴリズムは便利ですが、完璧ではありません。ですから、日常的な分析をジーニアルAIに任せればいいのです。誤解や勘違いを解きほぐすことができるのは人間だけです。

自動化

ジーニアルAIはファイルの種類やエンコーディングの違いなどの技術的な問題を解決するために、データを自動的に前処理します。ユーザーが指示を出すと、ジーニアルAIはアルゴリズムと内部データベースを用いてデータを分析し、修正や改善を提案します。これにより、ユーザーはデータの不整合を手作業で見つけて修正する必要がなくなります。そのため、ユーザーは人とのコミュニケーションに時間を割いて、人にしか解決できない問題に集中することができるようになります。

使いやすさ

ジーニアルAIはお客様の時間を節約するために、クラウドを活用しています。ジーニアルAIのエンジンは、処理の迅速化のため、バックグラウンドのリソースを一時的に増やすことができます。一方で、機能をご理解いただきやすく、直感的に操作できるユーザーインターフェースを目指して開発しています。ジーニアルAIはヒューマンコンピュータインタラクションを重視しています。

セキュリティ

すべての会計データは機密情報です。ジーニアルAIはデフォルトでアカウントコントロールをオンにし、接続を暗号化しています。また、ユーザーはいつでもサーバーからデータを削除することができます。加えて、ジーニアルテクノロジーはすでにISO 27001(ISMS)認証を取得しています。ご要望に応じて、SOC レポートを提供することも可能です。

プロフィール

会社名株式会社ジーニアルテクノロジー
法人番号6010701037854
設立日2019年7月1日
住所〒254-0043 神奈川県平塚市紅谷町8番16号
従業員数9
代表取締役阿部川 明優
資本金約32百万円
事業概要AI監査システムの開発・販売・保守
子会社Genial Technology, Inc. (2017年3月27日設立)
2023年3月31日現在

チーム

ジーニアルテクノロジー® は、コンピュータ技術を知る会計専門家によって設立されました。現在、チームでは営業とマーケティングの人材を募集しています。特に、四大監査法人の監査人であるお客様の声を聞くことで、監査人のニーズを深く理解できる専門的な人材を必要としています。

ITテクノロジーと

会計・財務の

ノウハウ

1970年代から1990年代のビジネスコンピューティングの黎明期には、会計とデータベースシステムの親和性が表計算ソフトに確固たる需要を形成していました。しかし、既存のツールは、監査のビジネス要件に合わせて調整されていません。

ジーニアルテクノロジーは、会計、クラウド、コグニティブ・コンピューティング、自然言語処理、ビッグデータ管理を専門としています。私たちのバックグラウンドと専門知識は、監査業界で働くすべてのプロフェッショナルのための画期的なオンラインツール、ジーニアルAIを生み出しました。