監査の変革2021年版 - AIは監査をどう変えるか?

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本稿ではAI(人工知能)の監査への適用可能性ならびに、被監査会社および監査人にもたらす効果について考察する。

AIはニューラルネットワークなどの機械学習や質問応答システムなどの自然言語処理の発展に伴って、近年注目を浴びているが、監査においては、まだ実用化に至っているケースが少ない。一方で、監査現場の作業量は年々増加しており、生産性の向上が求められ、また、監査のステークホルダーからの期待に応えるための品質向上についても課題がある。さらには、2020年において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により、各企業ではリモートワークの導入が推進され、業務の自動化、紙書類の廃止によるデジタル化が進むことが推測される。これらの課題に監査手続のAI化・デジタル化は有効な手段となり得ることから、監査法人では日々研究開発を進めている。


本レポートは、2018年に初版が発行された「監査の変革」の第2版です。本レポートでは、会計・監査業界におけるAIの潜在的な利用法に関する最新の知識や理解について、より詳しい情報を提供しています。

Genial Technology, Inc. は、2021年1月、PwCあらた有限責任監査法人のAI監査研究所とともに、本レポートをアップデートしました。 当記事の英語版ではこちらの翻訳作業が完了したことをお知らせしています。